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空き家の放置は本当に危険!

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2024.02.22

人気のない一軒家

この記事では、空き家を放置しているとどのようなことが起きるのかを書いていきたい思います。

空き家となっている多くはご両親が施設へ入居、またはお亡くなりになられてなどがあります。そして管理したくても遠方に住んでいて頻繁に行くことができなかったり、不動産の価値がわからず放置していたりと理由は様々です。

そして以外ではありますが実は○○の放置が様々なトラブルを起こしてしまいます。

それでは空き家の管理のご依頼をうけている私が実際に起こってしまった、経験したトラブルや苦情などの事例をご紹介したいと思います。

空き家トラブルは雑草や樹木の放置から始まる

たくさんの雑草
放置されている空き家では伸びきった雑草や近隣の敷地にまで入り込んでしまった樹木、その影響で害虫がふえてしまい近隣住民はたまったものじゃありません。

そしてこの雑草や樹木の放置が様々なトラブルを起こしてい行くのです。

敷地内にゴミを捨てられてしまう

ゴミの山
ゴミの不法投棄は空き家のあるあるです。

一般家庭が利用するゴミ集積所に捨てれない物、処分に費用が掛かりそうなゴミが投棄される傾向にあります。

それでは投棄ラインナップです!

○中身入り(塗料、スプレー缶、ライター、その他液体類)
○プランター(陶器、プラスチック)
○ベビー用品(赤ちゃん用のお風呂、ベビーカー)
○通りすがりの人が捨てたであろう(飲料缶、吸い殻、各可燃ごみ)
○草木(むしった草、選定した枝)

番外編

○家具類(学習机、チェスト、整理ダンス)
○家電製品(ブラウン管テレビ、その他一般家電製品)

いかがでしょうか!この不法投棄、じつは近隣住民によるものが多く、私も投棄している現場を目撃したことも何度かあります。

このような行為はよくない事ではありますが、管理をせず伸びきった雑草や樹木が招いてしまった不法投棄。

空き家の場合、このような事をされないように定期的な管理が必要となります。

なぜなら、いざ不動産売却が決まり業者にお片付けの依頼をした場合、不法投棄されたごみの費用も負担しなければいけないからです。

そしてトラブルは不法投棄だけでは終わらないのです。

室内に荒らされた跡が、、、

侵入する人
伸びきった雑草のおかげで家屋が隠れてしまいます。

泥棒にとって室内の残置物を物色するには最適な環境です。
3年間空き家だった都内の戸建てにて実際に体験した出来事があります。

その日は作業の初日、あらかじめ鍵はお預かりしてましたので早朝の6時30分前後には到着しました。とりあえずまだ時間も早いので室内で静かに分別作業をしようと玄関を開けました。

開けた瞬間に異変に気付きました。数日前に見積もりに来た時と違うと感じました。

各部屋のタンスや押し入れから物は出され荒れ放題。
そして、ある場所の窓が割られているのを発見しました。草が伸びて外からは全く見えないリビングの窓の鍵の部分が割られていました。

幸い貴重品はあらかじめ依頼者様に搬出して頂く形で進めていたので良かったのですが。
もちろん貴重品があれば盗まれていたでしょう。しかも荒らされた部屋の分別作業はとても大変だったのを覚えています。

雑草の処理だけでもしておけばこの侵入は防げたかもしれません。

作業終了後に近隣住民からの思わぬ攻撃

怒る老人
私は作業終了後に室内のすべての部屋、そして屋外の写真を撮りご依頼者様に画像を送っています。

室内の写真も撮り終わり戸締りをし、屋外の写真を撮ろうと裏側に行くと、間違いなく隣人宅の敷地内にあったスキー板や灯油入りポリタンクなどがこちらの敷地の草むらの中に。

裏側を片付けているときに隣の敷地にスキー板やポリタンクがあるのはわかっていましたし、片付けに漏れがないか念入りにチェックするのでこちらの片付け忘れではないことは確かです。

文句を言いたい気持ちを抑えながら投棄されたポリタンクやスキー板を回収しました。
依頼者様にこの件を報告し投棄物の確認をしたところ、家族ご兄弟はスキーはしないからあり得ないとのこと。しかもその隣人との関係は良好だったようです。

恐らくですが、草が生い茂っていて、ばれないだろうと投棄したのだろうと推測できます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

私は長年、空き家などの片付けをしてまいりましたが今回ご紹介したような事が20件中、1、2件は起きています。
なので空き家の放置が長期に及びそうな場合は最低でも除草はしたほうが良いといえます。

次回の記事は、現在2年間にわたり私が管理のご依頼を受けている空き家があります。その空き家についてどのような管理をしているか、料金などを書いていきたいと思います。

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