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遺品整理士から学ぶ片付け業者選び!

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2024.02.06

不動産売却や施設への入居、またはお引っ越し後に伴う遺品整理や片付け。参入率が多い片付け業界で依頼する業者を選ぶのはとても大変だと思います。

「どの業者に依頼しよう、、、」

「料金は適正だろうか、、、」

「不法投棄されないだろうか、、、」

「追加で料金を請求してきてらどうしよう、、、」

などのお悩みをお持ちの方には必見です!

この記事では、現役の遺品整理士が後悔しない業者選びのポイントを簡単に解説します!

実は業者のウエブサイトで見るべきポイントは、料金の安さや会社の規模、口コミ、風評で判断しては絶対にダメです!

この記事を読んで悪質な業者を選ぶ確率をグンと減らし、あなたに合った優良な業者を見つける助けとなれば本当にうれしいです。

それでは、見ていきましょう!

ウエブサイトで業者をピックアップする際の注意点

サイトで業者選びをする女性
まずはウエブ上で一度は目にしたことはあるだろう「らくらく5社に一括見積り!」などがありますが、じつはこれ仲間内で構成されている場合もあるためおススメできません。

業種にもよりますが、実は私の知り合いの業者が勝手に私共の名前を「一括見積り」の業者欄に掲載しおり、「○○さんから見積もりの問い合わせがあるから○○円で金額を提示して」なんてこともありました。

相見積もりをする上でこの機能はすごく便利なのはわかるのですが、適正な料金ではないのに、この機能を使うことにより高額料金に納得してしまったり、作業終了後に追加で料金を請求されたり、プライバシーに配慮せず近隣住民からクレームがきたりなどのトラブルを回避するためにも、次の記事を参考にしつつ出来れば自身で最低2社から3社の業者を選出してみてください。

スタッフの写真や遺品整理士が在籍しているか

スタッフの写真

在籍しているスタッフの情報は大事

依頼する業者を選ぶうえで代表者の写真や在籍しているスタッフの写真、スタッフからの自己紹介文はとても大事だと感じます。
実際に作業してくれるスタッフの方が事前に写真でわかるのはとても安心するものです。

在籍スタッフの画像を素材の写真で済ませているサイトや、代表者の写真すらもないような業者は警戒したほうがよいでしょう。

遺品整理士が在籍しているかどうか

遺品整理士の有資格者が在籍しているかも確認が必要です。
遺品整理士の資格は400人が受講して合格できるのは40人、10分の1程度と難易度が高い資格になります。片付けを依頼するうえで有資格者がいるいないでは安心感がちがいますし細かいところにも気を配ってくれます。

極端に安さばかりアピールしていないか

極端に安さばかりをアピールしているサイトやサイト内の「お客様の声」がよいコメントで溢れているのも注意が必要です。

良いコメントは自作が可能ですし、料金が安いに越したことはないのですが、重要なのは料金の安さや事業の規模、風評やスタッフの人数ではありません。

安すぎる料金にも注意が必要

近年増え続けている不法投棄の背景には燃料代の高騰による処分料金の値上げがあります。

そんな事情から、お客様から処分料金を頂いてるにもかかわらず違法に山奥や廃墟などに捨ててしまう、さらに不法投棄された品物にお客様の氏名などが書かれており警察から連絡があるという事も数多く報告されています。

「最安値更新」
「トラック乗せ放題」

などのうたい文句を全面に出したサイトにも注意が必要です。

プライバシーの配慮や片付けの実績が大事

料金の安さや規模の大きさも大事だとは思いますが、依頼者側が見極めるべきポイントは

「豊富な片付けの実績がある」
「故人や近隣住民にもプライバシーを配慮してくれる」

がとても重要です。
小さい規模の業者で人数も少ないのに豊富な片付けの実績がある業者の共通点は、プライバシーの配慮がしっかりと満たされています。
たとえ人数が多い大手の業者でも、プライバシーの配慮ができていないスタッフがいた場合、実例としてこのようなトラブルが発生しています。

「遺品である金品や貴金属の着服」
「スタッフ同士による作業中の大きな声で近隣から苦情」
「近隣住民との必要以上の会話で依頼者や故人の情報をついつい話してしまう」

です。
しかし業者のサイトを見たところで判断がつかないのも事実です。

なので見積もりのは最低でも、大手1社、小規模1社の2社から見積もりを取ったほうがよいでしょう。

電話口での対応、礼儀や人柄はどうかを確認

電話の対応に違和感を覚えるる老人
見積もりに来てもらう業者も決まり、電話での予約を取りましょう。

対応してくれた方が実際に見積もりに来てくれる方ではなかった場合は、なるべく電話予約の段階でその方の対応を見極めたいので、実際に見積もりに来てくれる方に代わってもらうか折り返し連絡をもらうのがベスト。

電話口オペレーターの対応がよくても実際に見積もりに来たスタッフの態度が横柄だったりした場合、そんな業者に依頼するべきではないですし、何より時間がもったいないからです。

わからないこと、知りたいことは質問しましょう

業者に質問する男性
業者が見積もりに来ました。わからない事や疑問に思ったことはドンドン質問することをお勧めします。

片付けの実績が多い業者は、見積もりの数もこなしていて作業や買取で得た知識も豊富ですし質問に対してわかりやすく説明してくれます。また見積もり金額の透明性もあり適正な金額、それに対しての説明もわかりやすいです。

実績も少なく、高額な料金や過度に安い料金を提示してくる業者は大まかで雑な説明しかできないですし、手が空いてるスタッフに見積もりを任せている業者は買取りに関しての知識や、その他の質問にたいしてもスムーズに回答できません。

また時間の経過とともに口調がきつくなったりなどの違和感を感じた場合は他の業者を探すことをおススメします。


まとめ

片付けの業種は誰でも参入ができるため料金の設定も自由です。大手企業から個人事業主など幅広く存在しています。事業の規模や風評で判断してしまうとトラブルになる可能性もあります。

今回ご紹介したポイントを考慮しながら、ご遺族も納得できる業者を選んでほしいです。

業者が故人やご遺族、近隣住民へのプライバシーに配慮し思いやりを持って作業してくれる業者に出会えるよう、この記事を参考にしてみてください。

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